今年、私たちの Art Class は18年目を迎えます。おぎゃあと誕生した赤ちゃんが、もう高校を卒業するんですね。講師のヘキゆえ繰り返しをしない。日々後ろを見ることなく、次のレッスン、次のレッスン・・・と道なき道を（？）一歩一歩あるいてきたので、実は18年という数字にあまりピンときません。

　コラージュに始まり、ハンドクラフト、縫い物も、オブジェも、もちろん水彩、アーティストへのオマージュ、アッサンブラージュ、そしてコロナ禍寸前に奇跡的に実現した英国アートツアーまで、型にはめずにと言えばよく聞こえますが、まさに無手勝流。よくもこんな面白いことを続けて来れたなぁと思います。すべて好奇心豊かで、打てば響く生徒さんたちのおかげです。

　ここ数年はお一人お一人の経験、記憶、日々のお暮らしや興味の対象に寄り添ってを目標に、コロナ禍以来、オンラインやワークルームでの個人レッスン、少人数レッスンを行なっています。毎回対話を重ねながらの作業です。

　毎日のようにレッスンがあるので、講師は以前よりかなり忙しい。しかしその甲斐あって、少しずつではありますが、皆さんの表現に「深さ＝depth」が備わってきたように感じるのは、身内の贔屓目でしょうか？

　4月2日から、メンバー有志による東京クラスの8度目のグループ展を、いつもの銀座ＡＣギャラリーにて開催します。毎回、お客さまから「皆さん進化してますね」と褒めていただくのが愉しみ。今回はどんな感想を伺えるでしょう。

　ぜひお時間を作って観にいらしてください。カラフルな作品に加え、ハンドメイドのグッズ（センスいいですよーー）の販売も行います。初日は私も在廊します。お目にかかれましたら幸せです。