草の上 花の下
河 田 ヒ ロ の J O U R N A L / 日 々 の こ と
13 Aug 2026
8 Aug 2026
みうらさん
猛暑の中、市の特定検診を受けてきました。会場には同世代の人たちや先輩方が多く、まずみんな、おそろいの検査服に着替えます。
同じような見た目になることで、群れの一員気分。ああ、自分はこの地球の生きもの、霊長目ヒト科ヒト属なんだなあと実感する。手際のよい看護師さんやお医者さんの助けで、トントンと思いのほか短時間に終え、熱中症にならぬよう気を付けながら(寄り道しながら)、無事帰宅しました。
少し前ラジオでアリとハチについて、別々の番組でしたが興味深い話を聴いた。なんと、働きアリは皆、高齢のメス(!)なのだそうです。炎天下の庭で巨大なセミの羽など必死の様相で運んでいる彼らが、みなお婆さんアリだと知り驚いた。それだけでなく、ハチもまた。ブンブンと蜜を集めているのは高齢の働きバチばかりなのだそう。高齢というか、寿命の近い個体だということ。うーむ。思わず腕を組み、眉間に新しいしわができちゃいそうです。
先日、連用日記を読み返していたら、去年軽い熱中症になったと書いてあった。すっかり忘れていた自分にショック。それをレッスン中の雑談で話すと、そこからみうらじゅんさんの話で盛り上がり、みんなで大いに笑いました。ある雑誌のみうらさん記事を、音読してくれた生徒さんも。例の「老いるショック」についてです。
「老いるショック」ネタには、同世代として共感がいっぱいあります。抗わず沈まず、「老い」を自ら「盛って」いかないと、とみうらさんは真逆な説を唱える。「若づくり」ならぬ「ふけづくり」はその一歩かもですね。盛ることで老いのエピソードをエンタメにまで高め、笑いながら風に吹かれて生きてゆこうよ・・・ということでしょうか(みうらさんはディランのファンだし)。
その言葉は、老いてゆく自分を笑い飛ばして再び忘れる、とか、カラ元気でマウント取ってやれ、とかとはぜんぜん違います。押し付けがないし、あるイミ哲学的な深みさえ、うっすら感じる。
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| 朝、雨のしずくドームに、逆さまの世界を見る。 |
そんなわけで、最近は時々みうらさんの登場する動画配信に、ふわっと爆パワーをもらっているところです。国の無形漢方薬に指定してほしいくらいです。
1 Aug 2026
29 Jul 2026
27 Jul 2026
ささやかな収穫
庭のアイコトマトが元気に色づいて、毎朝収穫しています。長雨の影響か、こちらの未熟さゆえか、実の中に少し芯が残っている。でもスープやパスタに使うには問題ありません。
昨日のお昼は、極細パスタのカッペリーニでスープパスタにしました。具はベーコンとアイコトマトに小松菜、しめじです。味付けは茅乃舎の野菜だし。美味しかった。冷製にしてもいいですね。
24 Jul 2026
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| 愛用の栞たち。 |
本を読む
読書好きの生徒さんたちに、時々尋ねます。今どんな本を読んでいるの? 好きな作家はいますか? 答は筆跡のように、それぞれ違う。誰もが大切にしている世界を持っていて、よりよい何かを求めている。それが静かに伝わってきて、たとえオンラインであっても、横たわる空間にやさしい雲や天体がぽっかりと浮かぶ。
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| 5歳の頃。お気に入りの青い皮靴をはいて。 |
子供の頃から、絵を描くことと本を読むことが好きでした。新しい本の匂い、装幀の美しさ、手に伝わる存在感、知らなかったことを知る喜び。たった数ページでも、読めば心の澱みをすっきり掃除し清めてもらえる。顔を上げたときの、次の一歩を導いてくれる。
悲しみも喜びも、若かった頃よりずっしり迫って来る近年の傾向として、「わかりやすくない本」に一層惹かれる自分がいます。例えば英国の小説家、ヴァージニア・ウルフ。彼女の本は長年ハードルが高かった。それがある時突然、ギギーッと重い扉が開いた。
‘out of the blue’。天から雷鳴が、じゃなくて次のような考えが轟いたんです。
「わからなくたっていいじゃないか。前の頁のことなど忘れちゃっていいんだよ。未知と既視感がないまぜでいいの。小舟をこぐようにゆっくりゆっくり。惹かれる言葉や表現が、ほら水面に反射する光のようにキラキラ輝くでしょう?」
すると堰を切ったように、その魅力を感受できるようになった。ウルフの著作、立て続けに読みました。
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| V.ウルフのクッションは、友人のBeckyさんが刺繍してくれた。 |
精神が洗われる本たちを小さなキッチンワゴンの「移動本棚」に納め、枕元に置いています。寝る前読書で今読んでいるのは『トーべ・ヤンソン短編集』。ヤンソンは、ギリギリまで言葉を節約して綴るヘキがあるのだそう。例えば、35の言葉を5つまで削る、とか。
行間は余白。読むことで完成する。日々溢れる小さな思いのかけらを、そこにそっと納めることができる。読書は、読むたび本も自分も変化します。
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| 表紙の絵がまたよくて。 |
13 Jul 2026
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| 以前Mさんから頂いたボタンのマグネット。 |
冷蔵庫ウィーク
すぐに量販店をはしごして、タイプのものをみつけ注文する。ただ配達までに5日もかかってしまうという。そんな~。
買いためてあった食材たちが、刻々と解けてゆく。勿体ないから毎日冷凍コーンと冷凍枝豆の炒め物を食す。嫌いじゃないから別にいい。でも飽きる。お肉は残念だったけど半分捨てました。
災害で停電に遭ったら、こうなるということだ。しかも災害時には、精神的ダメージも加わる。いかに文明の利器に寄りかかって生きているかが、よおく分かった。月の電気代230円の稲垣えみ子さんのようには、とてもなれない。
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| 今のところ何も貼らずにスッキリと。いつまでもつでしょう。 |
新しい冷蔵庫は201リットル。小型の2ドアにした。充分だし、動かしやすいしと選んだ。このコと早く親友になりたい。保存の仕方も少し変えてゆこう。今日は冷凍野菜(きのこ3種にお茄子にパプリカ、ショウガなど)をせっせと仕込んだ。
食べるものが自分を作り、メンテナンスしてくれるということ。それが切実となってきた最近。そういえば尊敬する画家のジョージア・オキーフの伝記にあった。彼女の寝る前読書は、料理本だったと。庭にハーブや野菜を植えて、オキーフはかなり食生活に気を配る人だった。
アメリカ、ニューメキシコ州にあるアドベ造りの邸宅のキッチンは、シンプルで手作り感があってカッコいい。私が小さなキッチンツールを立てるのに使っているマスタード瓶と同じものを写真集のページに小さく発見した時は、ミーハーにうれしかった。






















