ジョージア・オキーフの言葉
今日は冷たい雨でしたね。急用が重なり、目の前の山積みの仕事がなかなかできない。焦ってはいけない。頭を整理して、自分自身に戻るための時間を持とう。・・・と思って、これを書きだしました。
いつだったか、ボブ・ディランがDJをやっている番組を、インターFMでピーター・バラカンさんが毎週紹介していた頃があった。ディランの声で、ディランのセレクトした曲が聴ける、夢のような番組。なんという贅沢。味わい深く、温かく、ユーモラスで元気の出る番組だった。
地方在住者は radiko の機嫌のいい時(間違って東京の放送局が入る時)しか聴けなかったし、録音して残してあるのは3本だけですが、その中の一つに、花がテーマの週があった。番組の中で、ディランは人の名言をよく引用する。名言好き(私のこと)には、またたまらなかった。
画家のジョージア・オキーフの言葉が出てきたときは、うれしかったな。それは、こんな言葉です。
If you take a flower in your hand
and really look at it,
it's your world for a moment.
ひとつの花を手に取ってよおく見れば
束の間、世界はあなたのものになる。
Georgia O'keeffe (1887-1986)
オキーフへの思いを語りだしたら、止まらなくなりそうです。
たとえば、ウチの台所にはオキーフがいる。画家のレシピブックです。この白いマスタード瓶はロンドンのチャリティショップで見つけたもの。これが画家の家を撮った写真集の台所の棚にあったのはうれしかったし、このレシピブックにも、私の持っているのと同じお皿が出ている。見つけたときは 大興奮でした。サンタフェのギャラリーで買った、大好きなお皿です。ミーハーです。
オキーフは少し祖母に顔が似ていて、それもファンになった理由のひとつでした。肝心の絵のことは、また少しずつ書いてゆきますね。ロンドンのテイト・モダンで開催されたような展覧会が、日本にいつの日かやってくることを、切に祈っています。
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