こころの栄養
朝の散歩道で見つけたこの花は、ショウガ科の「花縮砂(ハナシュクシャ)」。今にもひと雨来そうなダークグレーの空の下、この「純白」の輝きに目と心を奪われました。
甘く高貴な香りがする。調べると、香水の原料にもなるそうです。キューバ共和国の国花でもある。あらゆる花の例にもれず、この英名「ジンジャーリリー」嬢にも人々と交わされた物語が、これまでいくつもいくつも語り継がれてきたことでしょう。
一方、うちの庭。この夏の猛暑のせいでしょうか。ピーマンたち、極端にひしゃげたものばかり。
ピーマンは丸ごと調理すると美味しいと聞きました。種も取る必要はないとのこと。なんと種には、血液をサラサラにする栄養が含まれているそうです。やってみよう。
季節の変化を敏感に察したのでしょうか?または頑張ってカメムシたちを退治したおかげかな。ピーマンらしいピーマンもようやく、ひとつ、ふたつ、みっつ・・・。
白い可憐な花も次々咲いている。ミニトマト退場後、ピーマン劇場が始まってくれたらうれしい。ビタミンCはじめ、栄養いっぱいの野菜ですから。
あらゆる意味で厳しい夏です。酷暑に大雨。国内外の災害と終わらない戦争に苦しむ人々の姿。誰もが平常心でいられない。毎日のように生徒さんたちと、Zoomで話します。酷な状況に心を寄せながら、どのように自分の心身をキープできるでしょう、と。
書物やポッドキャストラジオで知識や知恵のある方の話、それから好きな音楽を聴くことは、私の大切な気力の源です。そして創作、絵を描くこと、言葉を紡ぐこと。
山あり谷ありの中、自分なりに育ててきたお教室を大事に進めていくことも、かけがえのないライフワーク。 Hiro's Art Class は、その時々に変化するオーケストラのような存在。一つの大きな創作なのです。
10月20日から自由学園明日館のJMショップギャラリーで、Zoomクラス、2年ぶりのお教室展を開催します。案内状を昨日入稿しました。今回も多くのお客さまをお迎えできればと、みんなで準備中です。詳細は追ってまた exhibit のページに更新いたしますね。もう少々お待ちください。
花との関係のように、長い人類の歴史の中で、芸術や書物は人にとって無くてはならない栄養源。20年前、教室の名前に「ART」と入れたのには、そういう思いがありました。





