2 May 2020




お元気ですか?

 皆さん、いかがお過ごしでしょう。心身ともにご無事でありますように。

 世界がこのようなことになってしまい、思うこと、考えることがいっぱい。しかし仕事と目の前のやるべきことで、幸いカワダは落ち込む暇もない毎日を送っています。

 個展の会期を短縮してから、もうひと月が経とうとしています。銀座までの長い距離を自転車でいらしてくれた方、仕事帰りに寄ってくださった方、自宅待機の時間に公共交通機関を使って緊張の中いらしてくれた方、Stay Home の状況下、遠くから応援をしてくださった方、本当にありがとうございました。

 ACギャラリーでは、引き続き写真展「HOMEWORK」の作品を、オンラインギャラリーでご覧いただけます。ネットショップでの通信販売も可能です。これから他の作品も、オンラインで発表させて頂く予定。お求め安くて愉しい気持ちになる作品をと、考え中です。

 世界はこれからどう変化してゆくのか。自分に何ができるのか。自分は何をしてゆきたいのか。自分の好む生き方って、なんだっけ。

 絵を描くこと、創作をすることは、とても個人的な作業。HICとHACの教室も通信講座に切り替えていますが、ほとんどの方がご参加くださり、この機会をよいものと受け止めてくださっている。家から出られない。親しい人に会えない。そんな生活の中で、創作が「毎日の支えになっている」「日課になった」など、うれしいメールやお便りに、心底やってよかったと思っています。

 おひとりおひとりの作品をじっくり拝見できて、今まで見えていなかったことが私も見えてくる。パーソナルなアドバイスをお送りし、それをまた生徒さんたちはご自分のラケットで受け止めて返してくださる。いつもより静かな、そして青々とした広い芝生で、シングルスのテニスをしているような感覚です。

 毎日のように、皆さんからの作品が届く。それがまたうれしい。わくわくしながら封を切ります。

 自粛生活の中、オンラインレッスンが盛んになって来たと、TVのニュース。PC画面でレッスンするそのような本格講座に比べたら、私の通信講座はぐっとアナログ。元が教室でのレッスンなので、小さな画面でのご指導は欲求不満になりそうだし、画面の大きいPCを自由に使える方ばかりではないという理由もあります。それでもスマホでのインターネットやSNS環境をお持ちの方がほとんどですから、そちらも補助的に使いたい。そんなことも考えています。

 と、ここまで書いて、私の大きな課題に気付く。考えていることと、手のスピードや行動のスピードを同期させること。がんばれ自分。




 今、うちの小さな庭にはスズランが満開です。紫蘭もきれい。ギボウシもバリバリ音を立てて(?)葉を茂らせています。