バーバラさん
沼津クラスのバーバラさんは、みんなの人気者です。なんと言ってもその笑顔が素晴らしい。沼津の教室がレギュラーになるまでは東京のクラスに、こちらから高速バスで通ってくださっていました。だから東京のレッスンにも仲良しがいて、その笑顔は以前からみんなに評判でした。そういう声が、講師の私の耳に入ってくる。そのたび、本当にそうだなあ。バーバラさんの笑顔は絶品だなあ。いつも思うのでした。
あ、バーバラさんは日本人です。念のため。この名前は、お孫さんが生まれて、自ら名乗りだされた別名。でも今では立派な「雅号」。
これは昨年のUKアートツアーに参加下さったときのことを、バーバラさんが一枚の大きなシートに絵と言葉でまとめられた作品の一部です。あっ、ベッキーさんと私がいる! インスタグラムに投稿したら、ベッキーさんも大喜び。それに刺繍作家のキャロライン・ズーブさんも「Love this, Hiro-san!」、この絵の舞台、「Great Dixter House & Garden のみんなも、きっと観たがると思うわ!」とコメントをくださいました。キャロラインさんはこちらのチーフガーデナーの方と懇意なのです。
さっそく有難い感想をいただけた今回のグループ展、出品作品。新人も古参も、自由でのびのびとした、アイデア一杯の水彩画やコラージュたちを作ってくれました。
新型コロナの影響を、気にしていない人はいないと思います。私たちも迷いました。でも、いろんな工夫と用心をして、12日(木)から17日(火)まで、時間を少し短縮しますが、予定通り開催することに決めました。
時間その他、注意事項は exhibition のページをご覧ください。そしてどうぞ、どなたもご無理のありませんよう。
メンバーを見渡しても、お孫さんのお世話に忙しい方、お仕事のこと、私のように高齢の親を持つ人、そしてやっぱりそれぞれこの件には少なからず不安があります。バーバラさんはそんな仲間に、「皆さん無理せずバーバラにお任せ下さい」と、そのお日さまのようにあたたかな笑顔が浮かぶメールを送ってくれ、毎日でも在廊する勢いで当番を買って出てくれました。なんという仲間。なんというバーバラさん!
ほかにも頼もしい若手がいてくれたり、ギャラリーに近い方が重責を担って下さったり、長いこと生きて来ても、自分に自慢できることは何一つありませんが、私の生徒さんはすごい。沼津も東京も同じように、個性豊かで率直で、明るくて優しくて、素晴らしい女性の集合。私の誇りです。みんなで支え合い、きっと会期を無事に送りたいと思っています。
そしてこの困難な時期に、ご覧くださった皆さまの心が、少しでも軽やかになったなら、メンバー皆の何よりの幸せです。