4 Feb 2019



〇月×日

 1月はとうとう1回しかブログを書けなかった。今まで自分が3人くらいいたらなあ、が口癖だったけれど、いっそ5人に増やしたい。すべきことが増えているのもそうだけど、益々ノロマになっているジブン。覚え書きも兼ね、1月のことをざっくり書き留めておこうと思う。

1月〇日
 父の通院。担当のドクターは大変いい方で、どんなにいい方かというと、いつも笑顔で接してくださる。その笑顔がとにかくあたたかい。そして例えば父が不安げで元気のない表情の時など、父の膝をポンポンと叩き、「大丈夫ですよ、あの戦争を生き抜いてこられたんだから」と言ってくださるような方です。安心してお任せできる、ありがたいドクター。

1月△日
 上京。撮影に日本ヴォーグ社へ。今年から扉絵を担当させて頂く季刊誌「私の花生活」は、押し花の雑誌です。花をテーマにしたアッサンブラージュ的コラージュで箱を使うと、昨年のうちに話がまとまっていました。糊付けせずに置いた状態の方が自然と思い、編集長のAさんにお願いして、スタジオで毎回立ち会わせて頂くことにした。撮影はカメラマンのWさん。予期した以上にすごく美しく撮って頂きよろこぶ。日本ヴォーグ社の社食のおしゃれなこと、社内のそこら中にハンドメイドの美術品が飾られていることに感動しました。3か月に一度、お訪ねできるのがとても愉しみ。

1月◇日と〇日
 1月のHACはルーシー・リーへのオマージュで、パピエマシェ。紙の器を作る。そのサンプルを制作。気に入ったものが仕上がる。ルーシーの色彩を、華やかな中にしっとり感のあるぼかし染め和紙で表すのは、ルーシーへの敬意につながると勝手に納得しながら調達したら、上手く行った様な気がする。

1月△日
 1月HACのキット作り。4色の和紙をずらしてセットすると、虹のようできれい。きれいだなあ、きれいだなあと思いながら人数分まとめる。

1月◇日
 以前からずっとずっと抽象に興味があり、そのモデルを作ろうと、布のモザイクを作る。布は大好きな素材だし、端切れが沢山ある。ミシンでめちゃくちゃ縫いをして、蓑虫が作ったようなものが一つ生まれて、安心して寝る。




1月〇日
 伊豆の国市のギャラリーnoirさんで開催の「箱市」に初参加させてもらうんで、不要なものを出し、見せ方にも工夫をする。お店屋さんごっこみたいで、愉しい。でも値札を付けるのは苦手。値段を決めるのに時間がかかりすぎる。

1月△日
 父のケアマネージャーのAさんがみえる。Aさんにお世話になって、早3年目。この日も愉快な会話が弾む。午後、父をデイサービスに送り出した後、伊豆の国市へ搬入。

1月△日
 沼津市プラサヴェルデにて沼津クラス。この日は水彩クラスの午前から、アートクラスもスタートさせていただくことに。パピエマシェを乾かすのに、時間がかかりそうだったのでやむなく。水彩の方には悪かったのですが許していただく。乾きを早くするため、ドライヤーを使用してたら、お教室のブレーカーが落ちるハプニング。にもかかわらず、皆さん美しく仕上げてくれた。ありがとうございました。




1月◇日
 車の点検。待ち時間にニトリ。パピエマシェの器にうってつけのLEDキャンドルを見つける。4個で300円。(追加でまた買って、うちには今8個これがある。夜になるとうれしくなる。)




1月〇日
 東京HAC。沼津クラスのようにブレーカーが落ちないよう、まずスタッフのTさんに確認する。3台まで同時に使えるとのこと。暖房地獄。なかなかに過酷なレッスンでした。でも、みんなに喜んでいただけてよかった。

1月△日
 4月の個展リーフレットのためのインタビューを受ける。三島の「さんしんギャラリー善」へ。書いてくださるのは、ベテラン編集者の寺坂厚子さん。出版関係に共通の話題がいくつかあり、時間を忘れて話し込んでしまいました。よい出会いに感謝。

1月◇日と〇日
 東京の水彩レッスン。4月の個展のために駆け出しの頃の作品を引っ張り出しているので、いくつかほんの一部ですがお見せした。今とはかなり違うスタイル。興味深そうにご覧頂けた。◇日の放課後は、5月に予定しているHAC UK ART TRIP の打ち合わせをベッキーさんと。Egg というカフェを開拓。そのビルの7階にある、豊島区立郷土資料館が面白そうだったので、翌日ひとりで行って見た。池袋モンパルナスと言われ、戦前画家が多く暮らした地区。芸術家のための賃貸住宅群などもあったそうで、そのジオラマに見入る。戦後の池袋駅前に広がる闇市もジオラマになっていた。




1月△日
 伊豆の国市ギャラリーnoirさんへ、父とミニドライブ。箱市と、オーナーの平井さんの奥さま、直子さんの洋裁のお弟子さんたちによる展覧会を拝見する。お洋服展には、沼津クラスの生徒さんや同級生が出品している。どの方のお洋服も素敵で、お顔が浮かぶ。箱市で、混ざり糸のニットキャップ購入。父も平井さんとおしゃべり出来て嬉しそう。帰りに遅い初詣。三島大社で久々、大吉のおみくじを引きました。タッチウッド!




1月◇日
 2月のアートクラス、水彩クラスのノーティスをする。アートクラスは素材集めと仕上がり予想を並行して頭の中で進め、よしと思ったらまず皆さんにノーティスする。人数が月末までに確定し次第、素材を発注したり探しに出かける。予算も立てないといけない。毎回アクロバットみたいなことをしている。不思議と着地点があり、スリリングながら、なんとか上手くいく。これも、面白そうに参加してくださる皆さんのおかげです。感謝。




1月〇日
 掃除。4月の個展の撮影用作品をそろえる。

1月△日
 さんしんギャラリー善のFさんと、カメラマンのMさんを迎える。リーフレット用の撮影。お二人とも、さすがプロ。狭いスペースをものともせずに、サクサクと決断し、どんどん撮影してくださる。その合間に、Fさんがいろいろ励ましの言葉を下さる。褒めていただくと木に上るタイプなので、Fさんにぜひまた遊びに来てくださいとお願いする。Mさんは世界を旅して撮影している写真家。会話の中で心に響く言葉があると、すぐにA4のホルダーに留められた紙に大きな字でメモされる。気持ちのいい方。年末に、二度目のさんしんギャラリー展があるそうです。旅の話、紙の話、制作への思い・・・。撮影終了後のお茶も愉しく。

1月◇日
 父のボランティアのハーモニカ演奏(介護施設で月に一度やっている)の、歌詞カードを作る。今回から当分私が多忙を極めそうなので、ウクレレ演奏はやめることに。歌詞カード作りと、当日のMCサポートのみにする。今月もギリギリになってしまったが、前日の夜、やっと仕上げてPDFで施設に送信。これをスタッフの方が人数分コピーし、きれいな表紙を付けて当日利用者の皆様に配られる。ありがたいです。

1月〇日
 ボランティア当日は、午前中に父と音合わせをする。女性が歌いやすいキーのハーモニカにしてもらうため。利用者さんのほとんどは女性だから。この日は男性が5~6人おられた。そして父が「雪山讃歌」などを選曲したせいか、よく歌ってくださった。ヤッター、という感じ。父が演奏する姿と皆さんの歌声を動画に撮って、インスタグラムに投稿したら、とても多くの方が観てくださっている。コメントも沢山いただいた。父に伝えるとうれしそう。ありがとうございます。



 
 というような一か月でした。書き出したら、ンー、ナンカ、スッキリシタミタイナキガスルゥ。←大坂なおみさん風に。