5 May 2016



手仕事の生まれる場所

 最近は以前ほど多くのブログを読むことは無くなりましたが、Instagram で内外の、「同胞」と呼びたくなるような人たちとの「わー!」とか「えっ?!」とか「スゴイ!」のような短文交流が面白く、また内容にボリュームのあるものでは、山本ふみこさんの「ふみ虫、泣き虫、本の虫。」が、愉しみなブログのひとつです。

 先日の「孤独の研究」というタイトルの一文には、同世代(生まれた日がわりに近いことをいつだったか知った)という事もあるかと思う。とても共感し、こういうことを丁寧に書いて下さる山本さんに、感謝の思いが湧き起こりました。「私もそうだよ、同じだよ。わかってるから、大丈夫だよ」と、肩を叩いてもらったような思いがし、温かな光を感じました。私もこの春は、きつかった。考えたらここ数年、春は明るいだけではない。

 「ぶれない」という言葉に憧れはあるものの、心の奥に、いつもゆらゆら揺れるトライアングルが持てあまされている。最後にあった「孤独」と「手仕事」が自分を支える、という言葉を読んだとき、それが「チーン」。高く澄んだ音を立て、一瞬静止した。

 青木さんとのトークイベントのタイトルも、「手仕事の生まれる場所」。それはけっして特別な場所のことではなくて・・・。

 さて、event のページにも書きましたが、6月5日のご参加人数が、有難いことに定員に達しました。受付を終了させて頂きます。多くの方からお申込みを頂き、キャンセル待ちの方もおいでです。興味を持ってくださった皆さんに、心からお礼申し上げます。

 ご案内は近々お葉書きでお送りいたしますので、もう少々お待ちください。きっとよい会になると思います。

 写真は朝一番の手仕事。少し前にこのハリオの薬缶を手に入れてから、コーヒーを淹れる時間が至福の日常となりました、の図です。