15 Apr 2017



「可食的な絵」と夜中のケーキ

 これは私が最近描いた、ホワイトアスパラガス。

 野菜や果物やお菓子を描くときだけでなく何を描くときにも、「美味しそう」に描きたいというのがモットーです。これはシュールレアリスムの画家、サルバドール・ダリの教え。

 「絵画は可食的でなければならない」は、たしか若い頃に読んだ画家の著書『我が秘められた生涯』にあった名言。エキセントリックな画家の、当時は「?」なこの発言に接して以来ずっと、絵を描くとき、それに人の絵や作品を感受し感動するときにも、もはや無意識の領域にしみ込んだ、大事な条件。

 可食的に描けなかったら、その絵は失敗。難しい。

 もしかして、「人はお腹いっぱいだと創造はできないのであ~る」ということを、ダリは暗に言いたかったのかも、などと、読後何十年も経た今、深読みもしてみる。

 ・・・なんて言いながら、昨夜は寝る前に↓のケーキを焼きました。夜中のパンやケーキは、翌朝へのプレゼント。寝なくちゃな、でも作りたい。


 朝日新聞のネット版にあった菅野のなさんのレシピを参考にしました。野菜のケーキって新鮮です。もともと甘党ではない私にぴったり! しかも、バターや乳製品を使わない時短レシピ。本当に簡単でした。お菓子をうっかり切らしたとき、こういうレシピがあるとすごく役立ちますね。それにここ何年か体調の変化で、なるべく卵や乳製品や脂っぽいもの、高カロリーのものを避けていますから、願ったり叶ったり。

 これはブロッコリーですけど、トマトでも、セロリでも、お茄子でも、ジャガイモでもいいかも。ちょっと試してみます。


 その前に、同じくココアクッキーも作りましたヨ。黒ゴマたっぷりで美味しかった。これまた簡単でビックリでした!