17 Jan 2017





初レッスン

 2017年が始まって、早半月以上。「早」を、ハタチの姪の真似をして「ハヤ!」と言いたくなるようなこの2週間でした。

 今月のレッスンは予告通り、アートジャーナル。その表紙の制作。ベースのスケッチブックには、イギリスの気に入っているものを取り寄せました。同じメーカーで別のものは(信じられないような値段で)輸入販売されていますが、このハードバックのものはみつからない。しっかりした作りなので、コラージュをしてパンパンになっても、毅然としたスケッチブックの存在感を失うことのない、そんな一冊です。(大袈裟ですね。)

 これに、まず古い紙を貼り付けたい。紙素材は weekend books さんで知り合った、小平のアンティークショップ、プチミュゼさんから、忙しい年の瀬に分けていただいた。1890年ごろのフランスのモード雑誌です。表紙は↓のように華やかですが、今回のキットには中身の地味なページを加えています。




 アルファベットは、記号として魅力的な文字だと思います。でも横文字ならばなんでもいい、とは思わない。今年の HAC のテーマは「ファッション」なので、やはり関係のある何かでないと。東京のクラスでは連載小説でしょうか、恋愛のメロドラマチックなイラストレーションが描かれたページを引き当てた(?)方たちや、刺繍のお好きな方にクロスステッチの図案のページが行くようにトレードしてもらったり、もうその時点でおみくじ気分と言いましょうか、ひとしきり盛り上がりました。

 グループ展の準備や'Q&A'など、いつも以上に忙しい・・・のは私だけで、皆さん手際よく、いつもより早めに仕上げられました。表紙のデザインはお家に帰ってから。今頃、ああでもない、こうでもないと、悩まれている頃と思います。

 私もこのボタンのハートに後から金のトリミングを巻いたりして、work in progress、「まだ途中」の状態を愉しんでいるところ。




 表紙は洋服と同じように大切だと、作りながら思いました。このいでたちに似合う明るい一日を送ろう!とか、この表紙に見合う造形をしよう!というエネルギーの源になる。中身と表紙、全部で一つの作品になるような、そんな試みをしたいと、自分は幼い頃からずっとずっと願って来たんじゃないかと、はたと気付いたりもする。

あと数日で就任する新アメリカ大統領に対し、暗にとはいえ果敢に物申した女優のメリル・ストリープにはぐっときましたが、下の言葉はいつ頃のものでしょう。同じくストリープによるもの。



 Integrate what you believe in every single area of your life.

 人生のあらゆる分野においてあなたが信じるもの、それらを調和させるのです。



 この一冊(または一生、または世界)が作者の夢でいっぱいになって、この一冊(または一生、または世界)が一つの作品として調和して、この一冊(または一生、または世界)が表現の喜びに満ちたひとつの塊として、ここに永遠に存在しますように。

 (どうやら初レッスンも舌も、上々の滑り出しです♪)