9 Apr 2025



Arrival of Spring

 春ですね。ホックニーが言うように、「春の到来」、これ以上のよいニュースはない。特に最近の世界情勢、地球のことも、なんでそうなるの?ということばかり。こんな風に穏やかな春を愛でられる。それを幸せと感謝し、心身を健やかに保つ小さな工夫を重ねています。




 絵を描く事、創作すること、課題や発表のプランを立てる事は、明日への待歯石。大きな励みです。

 桜の花を描きたいと仰る水彩クラスの生徒さんに昨日お伝えしたことは、花だけが独立して美しく見えるのではなくて、空の色、周囲の新緑、建築物など、それらとのハーモニーによって、花が生き生きと目に飛び込み、魂が震える=感動するのだということ。

 色に汚い色はないと、何十年も前、イラストレーターとして駆けだした頃に気が付いた。朝から晩まで、描いて、描いて、描いて・・・。そのうちふっと、隣り合う色との響き合いによって、どんな色彩も美しく輝くことを知った。嫌いな色というものが無くなった。
 


 周囲とのハーモニーがあるからこそ、どんなものも光を放つ。響き合いに敏感になると、対象をよく観ないわけにゆかなくなる。色彩ばかりではなく、光と陰、象(すがた)を知ることにつながってゆく。



 絵を描くことは、発見すること。探すのではなく。世界は美しいものに溢れています。